百貨店売却のニュース!「風の持代」の影響!?西部・そごう、セブン&アイが百貨店売却

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HICKYです。
セブン&アイ・ホールディングスによる、そごう・西部の
売却検討の話題が注目を集めています。

そごう・西武がセブン&アイ・ホールディングスに
子会社化された2006年から、簡単に振り返ってみますね。

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2006年から2021年再編の流れ

2006年6月 セブン&アイ・ホールディングスが2000億円で子会社化。

2007年~2008年 百貨店業界の再編
・大丸と株式会社松坂屋HDが経営統合
・三越と伊勢丹が経営統合
・伊勢丹と阪急百貨店が11年間続いていた業務提携を解消
・阪急百貨店と阪神百貨店が合併

2009年
・ミレニアムリティンググープ、そごう、西武百貨店の3社が合併。
「そごう・西部」が誕生。
→その後、傘下のロビンソン百貨店を吸収し、セブン&アイび百貨店事業会社となった。

8月
そごう心斎橋本店が閉店

9月
西武百貨店札幌店が閉館

12月
西武有楽町店が閉店

2012年1月
そごう八王子店閉鎖。

2013年1月 
そごう呉店が閉店

2015年
西部渋谷店が8年ぶりとなる大規模リニューアルを完了

2016年2月 
西部春日部店を閉鎖

9月 そごう柏店、西武旭川店が閉店

2017年
2月 西部筑波店と西部八尾店を閉鎖
10月 そごう神戸店と西部高槻店をエイチ・ツー・オーリティングに譲渡。

2018年2月 西部船橋店と西部小田原店の営業終了。

2019年8月 西部所沢店を専門店複合型ショッピングセンターとしてリニューアル

2020年8月 西部大津店、西武岡崎店、そごう徳島店、そごう西神店が閉店

2021年2月 そごう川口店を閉鎖。

ネガティブな要素を中心に取り上げました。
如何でしたでしょうか?
そんなに?と思われたか、またか。と思われたか、
残酷にも、このように進んで来たわけです。

そして2022年

2月 セブン&アイホールディングスのそごう・西部売却に向けて検討している
ことが報じられる。複数の媒体からの情報では、主力のコンビニエンスストア事業
に集中する狙いで、2000億円以上の売却額で調整しているとのことです。

主要取引先も2000社ほどあるとのことです。

現存する店舗:
西武池袋本店そごう横浜店そごう千葉店そごう広島店西武渋谷店
そごう大宮店西武所沢S.C西武秋田店西武福井店西武東戸塚S.C、計10店舗。

時間の問題としか思えませんよね。

そう、これも風の時代的な事象だと考えられますね。
銀座や主要駅の一等地に店を構える業態の百貨店は、
土地お金組織、といった地の時代的なビジネスモデルと言えます。

アウトレットモールの台頭

2006年からの15年間、一方で三井や三菱の展開するアウトレットモールは
事業を拡大していった印象ではないでしょうか。
地価の安い郊外に場所を提供し、アウトレット商品を基本として販売する
ビジネスモデルですから、土地代もダウン、販売価格もダウン
モール内は幾つものブランドがしのぎを削って競争する社会で、
割り当てられた区画内で、ショップが努力する形です。
普段着でも気軽に出掛けられますよね。

アウトレットモールに比べると、百貨店はやはり敷居が高い印象。
きちんとした格好で行かないと、好奇の眼に晒されます。
それでも、顧客がついていた時代は良かったのでしょう。
外商でも太いお客様が購入してくれた時代でした。

しかし、情報化社会になると、顧客も安いお店に足を運ぶようになります。
安く売ってくれる方へ流れます。

それでも昔は買ってくれた、その古い時代の考え方によって、
今、このような事態に至っているような気がしてなりません。

百貨店の次は?

百貨店の次は、銀行業界や保険業界が危ないと個人的には考えています。
例えば、ATMを利用した振り込みは手数料が掛からないけど、窓口で振り込むと
手数料が発生するといった、利用者に負担を強いるようなサービスを
堂々と実施しているようでは、そっぽ向かれるような気がします。
皆さんは、どのように思われますでしょうか?

また何か気づいた時には、書きたいと思います。
<了>

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